よく「“かぜ”は万病のもとである」といわれます。せき、くしゃみ、鼻汁、頭痛。全身がだるくなって発熱。のども痛い。ほんとに嫌な“かぜ”ですが、たいていはおとなしくしていれば2〜3日で治ってしまいます。しかし、“かぜ”をひくとどうしても体の抵抗力が弱くなり、合併症を起こしやすくなります。肺炎などを併発すると大変。「たかが“かぜ”」と軽くみないで、症状に合ったかぜ薬を飲んで治療しましょう。もし、2〜3日たっても回復しないときは、医師の診察を受けるようにしましょう。

かぜ薬の効果的なのみ方
“かぜ”はひき初めがポイントです。症状が出たら早めにのみ始め、カゼを軽くすませるようにしましょう。
お薬は決められた量を決められた通りにのみましょう。症状が軽くなったからといって、量や回数を減らすのは間違いです。
かぜ薬は胃を荒らすので、食後に飲んでください。食後とは食事の後30分以内。2食しか食べない人はどうやって3回飲んだらよいのですか?→病気のときぐらいは3食きちんと食べてください。
かぜ薬に限りませんが、飲み薬はコップ1杯のお湯または水で飲むのが常識です。水なしで飲めるといっても自慢にはなりません。


 かぜ薬はたいてい眠くなる成分が含まれています。車の運転や危険な作業にはご注意ください。その他、使用上の注意をよく読んでください。

無断転載を禁じます。社団法人千葉県薬剤師会
Copyright 2004 Chiba Pharmaceutical Association