食品添加物の指定を受けている化学物質は300種類以上もあります。みなさんが毎日食べている食べ物には、たいてい何らかの食品添加物が含まれているのです。

食品添加物の指定
 食品添加物は、安全性を確認し、なおかつ消費者に有益なことを条件として、厚生労働大臣が指定します。

食品添加物の指定の条件
食品の製造、加工に必要不可欠なもの
食品の栄養価を維持させるもの
食品の腐敗、変質などを防ぐもの
食品を美化し、魅力を増すもの
その他食品の、消費者に有益なもの

食品添加物の基準 
 食品添加物については、その品質を規定した「規格基準」、使用できる食品の種類や使用量を規定した「使用基準」があります。直接飲食されるものだけに、その安全性には特に注意がはらわれているのです。

主な食品添加物
保存剤(防腐剤):サリチル酸、ソルビン酸など
 食品の腐敗を防ぎ、鮮度を保つために使います。
着色料:食用赤色2号、銅クロロフィリンナトリウムなど
 食品を美化し、食欲をそそり、嗜好的価値を高めるために使います。
調味料:グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウムなど
 食品の味を嗜好に合わせ、食欲をそそるために使います。
その他
 酸化防止剤、香料、漂白剤、糊料などがあります。

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