どこの家庭でも、救急用のお薬はお備えでしょう。そこには、けがをしたときの消毒剤、熱を出したときの解熱剤などのほか、体温計やはさみ、ガーゼなども入っていますね。
救急箱の中身
救急箱は、いざというときのために、ひととおり揃えておきたいものです。揃えるものは、子供のいる家庭、高齢者のいる家庭など、条件によって変わります。詳しくは薬剤師のアドバイスを受けるとよいでしょう。
救急箱の定期点検
救急箱は、少なくとも年に一度は中味をチェックし、期限が切れたもの(不明のものは、開封後半年から一年を目安にします)は捨て、不足しているものは補充しましょう。いざ、というときに薬が足りなかったり、期限が切れていたりしては、何のための救急箱かわからなくなるのです。
内 服 薬 | チェック |
水虫の薬 | ||
胃腸薬 | ヤケドの薬 | |||
下痢止め | 目 薬 | |||
便秘薬 | うがい薬 | |||
解熱・鎮痛薬 | 浣腸薬 | |||
かぜ薬 | 消炎鎮痛外用薬 | |||
せき止め | ぬり薬・しっぷ薬・貼り薬 | |||
小児薬 | 医療用品 | チェック |
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栄養保健薬 | 体温計 | |||
乗り物酔い予防薬 | ホータイ | |||
外 用 薬 | チェック |
はさみ | ||
きず薬 | ピンセット | |||
消毒薬 | バンソウコウ | |||
救急バンソウコウ | ガーゼ | |||
化膿止め | 三角巾 | |||
外用歯痛薬 | 脱脂綿 | |||
虫さされ薬 | 綿棒 |
救急箱の保管
救急箱は、風通しがよく、涼しくて光の当たらないところに置くのがベストです。光と高温、湿気は薬の大敵です。まず直射日光の当たるところはだめ。冬場に暖房をすると、室内の上の方は思ったより高温になりますから気をつけましょう。洗面所は湿気が多いし、押し入れは空気の流通が悪くてほこりやカビが心配です。子供がいる家庭ではいたずらされないように注意が必要です。目ぐすり、シロップ剤、坐薬などは冷蔵庫でしょう。
また、いったん置く場所を決めたらあまり動かさないことです。急いでいるときに、どこに置いたっけ、では困りますから。
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